2)通関業務の実施状況
[輸入貨物]
輸入貨物の通関業務はCFS、CY、上屋等、港湾に隣接した施設で行われる傾向が見られるが、港頭地区に立地しない営業倉庫等で通関を実施するケースも数多く見られた。
また、通関業務が行われる時期は貨物を陸揚げしてから比較的早い時期に実施される傾向がうかがわれた。
[帯出貨物]
輸出貨物の実施施設についても輸入貨物と同様に、港頭地区・空港周辺で行われる場合と、内陸の営業倉庫等の施設で行われる場合の2つのパターンが確認された。
通関の実施施設
?物流パターンの今後の変化の見通し
1)物流経路の短絡化
近畿圏の物流に関するアンケート調査では、物流経路の将来の計画について214のサンプルが得られた。
これらについて、現状と将来計画とを比較すると、現状の1経路あたり経由施設数は3.45であるが、将来は2.97となっており、今後、近畿圏における流通経路はさらに短絡化が図られる傾向があることがうかがえる。
経由施設数の変化(N=214)
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